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わが10年の叡智をぶつけたカオスなクラウドインフラが、なくなるということ。

 わが10年の叡智をぶつけたカオスなクラウドインフラが、なくなるということ。

厳しい現実のクラウドインフラに遭遇したことはありますか?ぼくはあります。

誰もわからない全貌、オフショアメンバーしか入り方を知らないサーバー、本番しかない環境、デプロイはもちろんぬくもりある手動、ユーザーからの問い合わせでわかる機能停止、・・・

とある急成長企業のSRE支援に入った自分は、この状況からの改善に取り組みました。
スタートダッシュで試用を数日で終わりと言わせ半月後には本契約を取り、未知のサーバーを見つけては構成図に落とし込み、通信を洗い出し、一方でガラ空きのポートを塞ぐなど、1つ1つカオスを潰す日々を過ごしました。

前任の会社が実現できなかった、本番環境からステージング環境を作ることも、不完全ながらある程度成功し、CI/CD整備やIaC化に着手できる地点まで数ヶ月というスピードで進めました。
が、そのくらいで突然告げられた「契約終了」。

こんなことある?

あれからまだ4ヶ月。もう4ヶ月。あれどうなったんだろうな?と思いたまーに様子を見ると、LP(Landing Page)はこれまで通りにあって、しかし10/31には終わることがわかっている。風の便りで。

このトークでは、この現場で自分が感じ・学び・向き合っていたさまざまなカオスと対応を、成長とともに呼び名を変える鰤になぞらえて物語的に語ってみたいと思います。
途中で終わりにせざるを得なくなった時に感じた諸行無常と共に。

https://fortee.jp/burikaigi-2026/proposal/d7feac89-2ed8-4512-bb33-bf894aaf8181

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Hisashi SOGA PRO

January 01, 2026
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Transcript

  1. About Me ・ 代表社員 ('22/03 〜)  ・複数社で業務委託するクラウドインフラ仕事人  ・最近はマイチームを組んでさらに幅広く活動 ・ 理事

    ('22/01 〜)  ・財務/ 法務/IT/.. など「足回り」担当 最近 → DELTA で開発組織総合支援 ( 主にクラウドコスト削減) 日本初クリプトクレジットカード Slash Card のインフラ構築 sogaoh: Hisashi( 央) SOGA ant-in-giant G.K. SRE NEXT Assoc. 2
  2. AGENDA 鰤の成長過程 人間だと・概要 補足( 月) 30cm 程 コズクラ 生誕期 引き寄せられたと思った

    2 40cm 程 ハマチ 成長期 カオスへ突入し紐解き 3 60cm 程 フクラギ 青年期 悪戦苦闘と未知の世界 4 70cm 程 ガンド 壮年期 本番からのstaging 構築と検証 5 80cm 以上 ブリ 円熟期 諸行無常の響きあり 6 などを参照 https://ja.wikipedia.org/wiki/ ブリ 4
  3. 10 年の叡智: 前史 1999 にマーケティングリサーチの会社に就職 C,VC++ でGIS( 地理情報システム) データ作成 Java

    で帳票ミドルウェア(SVF) の" 属性式" 機能 PHP ベースのネットリサーチシステムの保守 2013 に運命のインフラチームへのコンバート 6
  4. 10 年の叡智: 蓄積 VMware とCloudStack 上の300 台超VM を管理 GlusterFS に悩んだりpg_repack

    で容量圧縮したり 数々の向き合いとやらかしを経てSRE を名乗る バックエンド中心に活動しTDD/IaC/CICD を導入 クラウドも情シスも、やるべきことは全部やる GlusterFS(3.3) からの脱却に成功した2018.2.7 pg_repack でテーブルスペースを移動して容量の危機を脱した2018.5.23 [10 年間を振り返る] 苦戦したサーバートラブルMy4 選 (2020/09/27) Laravel プロダクト Fargate 化への道 (2021/03/27) とある Blue/Green Deployment 構築・運用案(ecspresso + CodeDeploy ) (2021/04/29) RDS 強制アップグレードを乗り越える Blue/Green Deployments (2023/03/22) 7
  5. すぐやれることをやった 空いてる22 番ポートを塞いで回る、CDKTF も修正 可能な範囲で公開されているエンドポイントを監視 本番・開発共用の SendGrid Branding URL 分離

    ディスク空き容量不足( 使用88%) に気付き対策 クリティカルかつすぐできる事項から1つ1つ SendGrid Branding URL… : refs https://soudai.hatenablog.com/entry/2019/07/16/082105 12
  6. 事件も起きたりする 機能が動いてない・・・というユーザー報告 箱根登山鉄道に響くSlack 通知… AWS から Abuse Report が来た… FAQ

    サイトの誤りを複数発見してしまう 自分の感覚では、当たり前のことをやっていただけ 箱根登山鉄道… : の最初の写真のあたりで https://sizu.me/sogaoh/posts/6co36ek9ai9t 15
  7. 未知の領域を垣間見る WebRTC ・TURN ・STUN 、Streaming STT Fine-Grained Named Entity Recognition:“FG-NER”

    Cloudflare Realtime (不採用) Recall ai という会議レコーディング SaaS 初めての分野・見たこともない方法・選択肢 16
  8. ひたすらに試行と調整 アカウント跨ぎAMI 利用法を知ってからはEC2 量産 サブドメイン委譲を活用して1 つ1 つリソース追加 Node14 のFirebase アプリとNode18

    のGCF RDB が、Firestore が、ルール調整が、必要… Stripe Pricing を試行錯誤しながら設定 " 試し方" は適度にリーダーに調べてもらった 18
  9. しれっと変えてみる ECS 刷新箇所に ecspresso 導入 & arm64 化 却下を予想して docker

    buildx で切替可能な仕込み 通信暗号化の意図で久々に Let’s Encrypt を投入 別件からDNS-01 チャレンジでの証明書取得を流用 HCP Terraform で state を rollback する実績解除も 見えにくいところで拙者の知見を" 置いてきた" 19
  10. X デーを迎える 風の噂でそれが2025.10.31 と知る 11.1 にサービスLP ・URL を叩いても Not Found

    AI はしずかにサービス終了と代替先を返してくる なぜかFAQ サイトだけはそのままだった やっぱり形として拙者の所業は何も残らなかった… 23
  11. [PR] ( 運営) (LT) (Staff) (Staff) 2/20 Road to SRE

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